痛みの少ない歯科治療を行う浜名区の歯医者さん

〒434-0036 静岡県浜松市浜名区横須賀797-1
遠州鉄道「浜北駅」より徒歩7分

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インプラント治療の症例

浜松市浜名区でインプラント治療を相談できる歯医者をお探しの方へ。遠州鉄道「浜北駅」から徒歩7分の鈴木デンタルクリニックが、実際に手がけた症例をご紹介するページです。

症例ごとに、治療前と治療後のお口の変化、治療にかかった期間と費用、そして治療後の経過をまとめています。担当するのは、20年以上(※)インプラント治療に携わってきた院長です。参考になりましたら幸いです。

※2026年現在

インプラント(人工歯根)
とは?

インプラント治療とは、歯を失った部分のあごの骨に人工の歯の根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療です。失った歯の噛む力を取り戻せます。

入れ歯やブリッジは、残っている歯や歯茎で人工の歯を支えるため、支えになる歯に負担がかかります。対してあごの骨で支えるインプラントなら、両隣の健康な歯を削らずに済み、周りの歯への負担を抑えることが可能です。しっかり噛めるようになることで食事を楽しみやすくなり、見た目の自然さも取り戻しやすくなります。

虫歯や歯周病、けがで歯を失った方、入れ歯が合わず噛みにくさや外れやすさにお困りの方、ブリッジのために健康な歯を削りたくない方におすすめの治療です。

ただし、インプラントはすべての方に適した治療ではありません。あごの骨の厚みや高さが足りない方、糖尿病や骨粗しょう症などの持病がある方は、治療を受けられない場合や、事前に別の処置が必要になるケースがあります。

当院では骨が足りない場合、不足している部分に人工の骨材料を足して、インプラントを支えられる骨をつくる「骨造成」という処置に対応。骨の量が理由でインプラント治療が難しいとされたケースも、治療方法をご提案できることがあります。

このページでご紹介している症例の中には、上あごの奥歯の骨の厚みが2〜3mmしかない状態からサイナスリフト(上あごの骨が薄い部分に人工の骨材料を入れて骨の厚みを増やす処置)を行った例も。また、抜歯が必要と診断されたことのある奥歯にインプラントを入れた例もあります。

治療後8~9年経過した症例も掲載しています。インプラントは入れて終わりではなく、その後どれだけ長く安定して使えるかが大切だと考えているためです。

Y.Sさま 50代・女性

「仮の被せ物が何度も外れてしまう」「上の前歯の歯茎が腫れている」といったお悩みを抱えてご来院され、インプラントで治療したいというご希望がありました。

初診時のお口の状態

以前通われていた歯科医院で入れた、左右の奥歯までつながる大きなブリッジ(被せ物)が仮どめのままになっており、外れることを繰り返していました。

さらに上下の前歯の重なりが浅く、あごを横に動かしたときに前歯と犬歯が奥歯を守る「ガイド」の働きをしていない状態です。ガイドがないと奥歯に強い力が集中し、歯や被せ物が壊れやすくなります。

詳しく検査すると、次のことがわかりました。

  • 右下の奥歯には、すでにインプラントが入っている
  • 右上の奥歯2本と前歯1本の歯茎に、9mmの深い歯周ポケットがある
  • 合っていない被せ物が多数入っている
  • ほぼすべての歯が神経を失い、被せ物の中で虫歯が再発している(二次カリエス)
  • 歯を支える骨が、根の先まで溶けているところがある
手術中の写真が含まれます(血液が写っています)

残っている歯の根は黒く変色して虫歯になり、被せ物を支える土台の厚みも残っていません。これらを総合すると、今ある歯も10年20年という長い目で見れば残していくのは難しいという判断に至りました。

骨格・噛み合わせの分析

横顔は輪郭のバランスが整い、一見して大きな問題はありません。ところがレントゲンで骨格を数値化する分析を行うと、次のことが判明しました。

  • 上下のあごの前後関係を示す数値が0°で、下あごが前に出ている傾向
  • 下あごの角度は26°で、上下の骨格のバランスは平均的なタイプ
  • 下の前歯が唇側(外向き)に倒れている

骨格としては下あごが少し前に出やすいタイプで、さらに下の前歯が外側へ傾いた状態でした。この傾きこそが、前歯の噛み合わせが浅くなっていた大きな原因です。

そこで、まず矯正で下の前歯の傾きを整えれば、上の前歯と正しく重なる噛み合わせがつくれると診断しました。矯正治療の結果、下の前歯の傾きは計画どおり改善しています。

インプラントの計画と治療

上の前歯には、左右の犬歯の位置と中央の前歯、合わせて3本のインプラントを埋める計画を立てました。事前のCT検査では、右上の犬歯の部分だけ唇側(外側)の骨が薄いものの、そのほかの部分は骨の厚みが十分にあります。歯を抜いたその日にインプラントを埋める方法(抜歯即時埋入)でも良い位置に入れられると確認できました。

実際の手術では、サージカルガイド(コンピューターで設計した位置決めの装置)を使い、計画どおりの位置に抜歯即時インプラント埋め込みを行っています。インプラントと骨の間にできた隙間には、人工の骨補填材と、穴を開けるときに採れた患者さまご自身の骨を半分ずつ混ぜたものを詰め、骨と歯茎の形を守りました。

治療後の状態

最終的な被せ物が入り、噛み合わせが安定しました。あごを横に動かすと犬歯がガイドとなって奥歯が離れ、奥歯に無理な力がかからない状態です。

これからのメインテナンス

50代のY.Sさまには、これから30年以上の人生があります。その間にもう一度大きな治療をやり直すことにならないよう、3か月に1度、専門的なクリーニング(プロフェッショナルケア)と噛み合わせのチェックを続けています。

治療の期間・回数:1年7か月
治療の価格:5,700,000円
治療のリスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。治療終了後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。

N.Oさま 60代・女性

歯の根が割れて左上の奥歯を抜いた後、「その部分にインプラントを入れたい」というご希望で来院されました。

初診時のお口の状態

パノラマX線写真を確認すると、上あごの奥歯の上にある「上顎洞:じょうがくどう」という空洞(鼻につながる空気の部屋)まで、骨の厚みがわずか2〜3mmしか残っていませんでした。インプラントを支える骨が足りず、そのままでは通常のインプラント埋め込みができない状態です。

さらに左下の奥歯には、別の問題が隠れていました。

  • 歯茎のうち、しっかりと丈夫な部分がほとんどない
  • 歯茎と頬の間の溝が浅く、狭い
  • そのため歯ブラシが届きにくく、左下だけに歯垢(プラーク)が残ってしまう

磨きたくても磨けない環境になっていたことで、汚れが左下に集中していたのです。

行ったインプラント治療

左上の奥歯には、上顎洞の底を持ち上げ、その下にできた隙間に骨をつくる手術を行いました。この手術と同時にインプラントを埋め込むことで、治療期間を短くしています。

あわせて行った治療

左下の奥歯には、遊離歯肉移植術(お口の別の場所から丈夫な歯茎を移植する治療)を行いました。その結果、歯茎と頬の間の溝が広くなり、歯ブラシが届きやすい環境が整いました。ご自身で磨きやすくなり、歯垢のコントロールも改善しています。

その後の経過

2026年時点で治療終了から8年が経過していますが、良好な状態を維持しています。

治療の期間・回数:1年
治療の価格:1,100,000円
治療のリスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。治療終了後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。

T.Yさま 50代・男性

歯科医院から30年遠ざかっていた方でも、そこから立て直すことはできます。50代のT.Yさまは「上の左の前歯が自然に抜け落ちた」「インプラントで治したい」というご希望で来院されました。

初診時のお口の状態

パノラマX線写真(お口全体を1枚で写すレントゲン)とお口の中の写真から、全体に重度の歯周病が進行し、虫歯も多数できていることを確認しました。1本ずつ診断すると、もう残せない歯と、残せるかどうかまだ判断できない歯が混在している状態です。

治療の進め方

残せない歯は抜歯し、判断がつかない歯には歯周病の基本治療(歯垢・歯石の除去とブラッシング指導)から始めました。歯が抜けた部分にも、いきなり最終的な治療はせず、まず部分入れ歯を作製しています。

30年ぶりの受診という状況だったため、歯周病治療を進めるなかでお手入れの習慣がどう変わっていくかを見て、あらためて最終的な治療計画を立てる方針をとりました。

やがて毎日のお手入れによる歯垢のコントロールが良好になり、治療に取り組む意欲も明らかに高まっていきました。もともとインプラントをご希望だったこともあわせて、下あごは固定式のインプラント、上あごは入れ歯という計画を決定。上あごの入れ歯は、仮の歯で実際に使っていただきながら、何が一番良いかを探っていきました。

下あごの治療

インプラントの位置を正確に決めるため、専用の装置をお口に入れた状態でCT撮影を行いました。そのデータをもとに、同じ装置を手術用のガイドに作り替えて埋め込んでいます。上に入る固定式の歯は、横顔のレントゲンを参考に、噛み合わせの高さと歯並びの傾きを計算して作製しました。

上あごで見つかった問題

仮の歯で経過を見ていくと、次の課題が明らかになりました。

  • 下の前歯が上の前歯に強く当たりすぎている
  • 上あごの歯を支える骨が大きく減っている
  • 歯茎から出ている歯の長さに対し、骨に埋まっている根が短すぎる
  • その結果、仮の歯がぐらついてしまう

背の高い柱を浅い土台で支えているような状態です。このまま噛む力を受け続ければ、歯に大きな負担がかかってしまいます。

上あごの治療方針の検討

そこで5つの選択肢を検討しました。

  1. 前歯はブリッジ、奥歯は部分入れ歯
  2. 前歯はブリッジ、奥歯はインプラント
  3. 残っている歯を抜いて、インプラントで支える固定式ブリッジ
  4. 残っている歯を抜いて、総入れ歯
  5. 残っている歯を根だけ残し、その上に入れ歯を被せる

採用したのは5のオーバーデンチャーです。歯の長さと根の長さのバランスが改善し、残った歯にかかる横向きの力が軽くなります。磁石で固定する入れ歯にできるため外れにくく、上あごの真ん中をくり抜いたU字型の設計により装着感も高まります。理想的な噛み合わせの接触を、入れ歯の側で自由に作り込める点も利点です。

実際の処置では、上の前歯を歯茎との境で切断して根だけを残し、入れ歯を総入れ歯の形に修正しました。残した根は、磁石の土台として活用しています。

噛み合わせの位置決め

入れ歯で最も重要な「どの位置で噛むか」は、検査の裏づけをもって決めました。高さはそれまで使っていた入れ歯を参考に設定し、前後・左右の位置はあごの動きを描き出す検査(ゴシックアーチ)を実施。あごを軽く閉じたときに落ち着く位置と、検査で描き出された基準点が一致したため、その位置で決定しています。

良い状態を保つための3つのこと

奥歯の部分は歯茎(粘膜)で噛む力を受け止める設計です。そのため、メインテナンスのたびに支えがしっかり効いているかを確認します。時間の経過とともに前歯の当たりが強くなっていくと予想されるため、次の3つは欠かせません。

  • 噛み合わせの当たり具合を確認し、必要に応じて調整・作り直す
  • 入れ歯の内面が歯茎にきちんと合っているかを確認する
  • 合わなくなってきたら、入れ歯の内面を作り直して合わせる
その後の経過

2026年現在、治療終了から9年が経過しました。3か月に一度のメインテナンスを一度も欠かさず続けていらっしゃいます。30年ぶりの受診で重度の歯周病という出発点から、ご本人のお手入れと定期管理によって維持できている症例です。

治療の期間・回数:2年6か月
治療の価格:3,900,000円
治療のリスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。治療終了後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。

Y.Fさま 50代・女性

「他院で抜歯した左下の部分にインプラントを入れたい」というご希望で来院されました。

初診時のお口の状態

パノラマX線写真から、次の2点を確認しました。

  • 左下の奥歯(手前から6番目の歯)が1本失われている
  • 右下は歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けている
治療方法のご説明と選択

失われた左下の奥歯には、インプラント・入れ歯・ブリッジの3つの方法をご提示しました。それぞれの特徴は次のとおりです。

インプラントは、両隣の健康な歯を削らずに固定式の歯を入れられる方法です。デンタルフロスが通せるため、毎日のお手入れもしやすくなります。

ブリッジは両隣の歯を大きく削る必要があり、将来被せ物の縁の部分に虫歯ができて、全体を作り直す可能性があります。本来3本で受け止める噛む力を2本で支えるため、1本あたりにかかる力は通常の2倍以上になるといわれています。

入れ歯は取り外し式で、体にとっては異物です。そのため舌ざわりや快適さ、発音のしやすさといった点で、固定式に比べて劣るといわれています。

これらを比べた上で、Y.Fさまが選ばれたのはインプラントでした。

治療の実際

インプラントの上に入る最終的な被せ物の形を検討したところ、噛み合う相手となる上の歯の形も、あわせて整える必要があることがわかりました。1本だけを見るのではなく、噛み合わせ全体のバランスを考えて形を決めています。

右下の歯周病についても治療を行い、歯を残すことにつながりました。

治療の期間・回数:5か月、6回
治療の価格:550,000円
治療のリスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。治療終了後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。

インプラントは、費用も期間もかかる治療です。「自分の場合はどのくらいかかるのか」など気になることがあれば、まずはご相談ください。

浜松市でインプラント治療をご検討中の方、「骨が足りない」「抜くしかない」と言われた方も、一度お口の状態をお見せください。対応できる方法をご提案いたします。

歯を1本だけ失った場合のご相談も承っています。お口全体の治療でなくてもかまいませんので、気になる段階でお声がけください。

当院は、浜北駅から徒歩7分です。浜名区やその周辺でインプラントを相談できる歯科医院をお探しの方も、ご相談いただけます。ご相談・ご予約は、お電話から承っています。

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